ストレスチェックの解説

ストレスチェックを請け負う精神保健福祉士のブログです。

ストレスチェックの実務

ストレスチェックに関する主な資料の大部分は、厚生労働省のWEBサイト「こころの耳」からダウンロード可能です。
特に「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」は重要で、企業でストレスチェックを担当される方にとっても必読の内容です。
同サイトからは、個人の検査結果及び集団分析結果などの資料を出力するための「厚生労働省ストレスチェック実施プログラム」もダウンロードできます。
同プログラムで用いる「職業性ストレス簡易調査票」には、23項目の簡略版もありますが、通常は57項目の標準版を用います。
簡略版の内容は「実施マニュアル」の173ページ、標準版は同171ページに掲載されています。
同プログラムは、集団分析の対象となる属性を、「職場」「性別」のみで行なう仕様になっています。そのため、それら以外の属性(年齢など)も対象とする場合は、様々な工夫をしなければなりません。
これは、Excel及びPDFファイルの扱いに、かなりの応用力が必要です。
しかし、実施者を務めることが認められる者(医師、保健師、看護師又は精神保健福祉士)で、それを備えている者は、あまり多くはないのが現状と思われます。
私は、精神保健福祉士として、ストレス状態の判定を行ないますが、それだけでなく、煩雑な事務作業も行ないます。それが、低コストでの受注を可能にしています。
また、ほとんどの方にとって分かりにくいストレスチェックについての解説も、ご要望があれば行ないます。
個人の検査結果としては、同プログラムで「あなたのストレスプロフィールについて」及び「あなたのストレスプロフィール」を出力し、通知文と併せて受検者本人に届けます。
集団分析及び個人の検査結果資料の例は、「実施マニュアル」の87、54及び52ページに掲載されています。